仕事を辞めたい日本代表

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社員数4人の零細企業を、入社4ヶ月で辞める!

      2016/04/07

2010年3月。
大学を卒業した私は、東京都心にあるスポーツ関連の業界紙を発行する会社へ記者として入社いたしました。
社員数は、社長や私を含めた4人。
典型的な零細企業でした。

大学時代は、都内の超有名私立大学に通っていた私ですが、大学3年時から始めた就職活動においては本当に苦戦いたしました。
その年の秋口、就職活動に先行するような形で、アメリカにてリーマンショックが勃発。
その影響は日本にも及び、経営を圧迫された各社が、新卒の募集人員を大幅に削減したのです。

一般的な方なら誰もが知っているような大企業においては、エントリーシートで落とされる。
運良く進めても、2次面接にはまず進めない。
就活が長引くにつれ、僕は大企業だけでなく、中小企業や零細にまで選択肢を広げました。
そうして、大学4年の10月、エントリー企業が50社を超える頃にようやく採用してもらえたのが上記の会社だったのです。

不景気とはいえ1,000人以上の大企業へ入社する同級生が多い中、しかし僕自身は自分の就職活動の結果に大変満足していました。
なぜならば、自分が希望していた「ものを書く仕事」につくことができたからです。
大学時代の読書体験で心が救われた部分もあり、自分自身もペン一本で人を感動させたいという想いがありました。
入社した会社の社員数が4人と極端に少ない点についても、大企業特有の細かい縛りがなく、自由にやりたいように仕事ができるのではというワクワクする様な期待感を感じていたのです。

けれども、入社して体感した零細企業の仕事現場は凄惨そのものでした。
まずは、給与面。
入社する前からある程度は覚悟していたのですが、支給する企業が多いとされる家賃手当がゼロ。

タイミングも悪く、当時はリーマンショックの影響で各企業が大幅に販促費を削っていました。
会社のスポンサーとなっていた大口のメーカー様の広告費削減が会社の業績に影響を与えたのです。

それに伴い、月額3万8千円ほど必要な交通費が、上限2万円までにカット。
入社直後の夏のボーナスも一切支給されることはありませんでした。

加えて、給与面以上に、僕が最も苦痛に感じた点が業務時間の長さ。
朝の9時30分から夕方の18時30分までが定時だったのですが、定時通りに終わることはほとんどありませんでした。

締め切り前などは夜の零時を回ることもあり、当時、通勤時間に2時間近くかかっていた僕は体力的な問題で会社の近くのカプセルホテルに泊まっていたものです。
また、休暇に関しては元々隔週2日と少なかったのですが、業務状況によっては完全に週休1日となることもありました。

毎日訳がわからなくなるまて仕事をさせられ、心身共にボロボロ。
そのような中、両親含む数人の知人に相談した結果、入社してわずか4ヶ月で転職を決意いたしました。
出版という憧れの仕事に対しての未練や、入社後わずか数ヶ月での転職に対して不安もありました。
けれども、この様な状況で自分自身が良い仕事をすることはできないという確信が決め手となったのです。

あれから6年。
現在、従業員200名ほどの園芸用品メーカーに勤務しております。
決して高給というわけではありませんが、前職では叶わなかった住宅手当を家賃の半額分支給されている。
交通費はもちろん満額支給であり、ボーナスも今年は4ヶ月分支給されました。
勤務時間に関しても、残業はほとんどゼロ。
土日祝日もきっちりとお休みをいただき、プライベートの時間を楽しむことができています。

僕自身の経験のみで、零細企業を一概に否定することはできません。
けれども、仕事にやりがいのみを求めるのは危険だということは自身の経験から断言できます。
今現在は、毎日ホームセンターを回って自社の園芸用品を売り歩いています。
大学時代に思い描いていたライター業とはあまりにもかけ離れていますね。

けれども、この様な形でオフタイムにおいてwebライターとして活動をしている。
プライベートの時間をきちんと取ることができるのであれば、新しいチャレンジにトライすることはいくらでも可能なのです。
そしてその為に必要なことは、本業におけるやりがいではなく、きちんとした待遇なのだと思います。

ぼくが心のよりどころにしている坊主を紹介します。

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