仕事を辞めたい日本代表

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予備校の受付事務で心身のバランスを崩し退職へ

      2016/02/07

私が約3年勤めた予備校の受付事務を退職した理由、それは激務による体調不良でした。

4年制大学の教育学部を卒業し、私が就職を決めたのは某大手予備校の受付事務。
昔から子どもが好きで、教育関係の仕事がしたいと思っていた私は教員免許を取得しましたが、体力に自身がなく教員への道を断念。
それでもなんらかの形で教育に関わりたいとの思いで、この業界に足を踏み入れました。

私が配属されることになったのは、比較的都会の生徒数が多い大教室。
スタッフの入れ替わりが激しく、思うように研修が進まず、なかなか仕事を覚えることができませんでした。
はじめは担当官がつきっきりで研修をしてくれるだろうと思っていたのですが・・・新卒のときに思い描いていた新社会人像とはかけ離れていました。

まず、受付事務の前任者が不在。精神的に不安定になり、退職なさったそうです。詳しいことは、誰も教えてくれません。
その後人員が補充されることはなく、私が新卒で入社するまでの数ヶ月間、事務が不在だったそうです。
私以外のスタッフは皆、講師。事務の仕事はまったく分かりません。
教室や職員室の清掃は元々すべて事務の仕事だったことと、代わりにやろうという人が誰もいなかったのか、
どれだけ掃除していなかったんだとあきれるほどホコリだらけ、ゴミだらけ。トイレは異臭。誰も気にする人はいなかったのでしょうか・・・?

そのため事務の仕事を研修してくださったのは、本部から派遣されてきた本部事務の方。
ですが、最低限の作業を覚えることはできても、教室の風習やスタッフ同士の人間関係、または要注意な家庭の存在など、知ることは出来ませんでした。

それでもなんとか必死で仕事を覚え、スタッフとも馴染めるように努力し、3ヵ月後にはようやく独り立ちをすることができましたが、
その頃から苦しめられることになったのが、サービス残業の多さ。
予備校といえば、通っている側からすると、夕方〜夜に開いていて、授業をしているだけのイメージ。
ところが実際は、ポスティングや電話がけなどの営業活動、掲示物や生徒向けのおたよりの作成、授業料請求関係の作業、問い合わせ対応、家庭への連絡等の仕事が大量にありました。

講師・事務関係なく、皆自主的に朝早く出勤し、生徒が通塾してくる夕方までに雑務を終わらせ、
さらに生徒たちを見送った後も、終電まで残り、翌日の準備やミーティングをしていたのでした。
会社としては(詳しいことは申し上げられませんが)定時は13時〜21時半としていて、事実それで求人も出ています。
ですが実際には、授業以外の仕事が多すぎて、朝9時から終電の0時半くらいまで居る状況でした。
残業代が出ないにもかかわらず、ノルマが達成できなかったり仕事が終わらないと、上司からひどく詰められるので、皆必死でした。
そのような環境であったため、精神や身体の不調で辞めていくスタッフが多く、入れ代わりが激しかったのです。

私は、せっかく新卒で入社したのだし子どもが好きという思いが強かったため、どんどん悪化する体調をごまかしながら出勤していました。
入社時に週休二日と聞いていたはずでしたが、実際の休日は日曜しかなく、それすらもテスト期間になると対策講座を開講しなければならなかったため、潰れることがありました。
仮に休みだとしても、疲れきって1日中寝てしまうので、友人たちとも長らく会えていない状況でした。
今思うと、あれは洗脳されていたのだと思います。

ごまかしながら働き続けて3年。とうとう私の身体は、出社拒否を起こしてしまったのです。

いつものように朝早く家を出て、電車に乗ろうとしたところで、突然の吐き気。
手足の震え、動悸が止まりません。何本電車を見送ったかわかりません。少しじっとしていれば良くなるだろうと思っていたのですが、もうだめでした。
仕方なく職場に欠勤の連絡を入れると、上司が一言。
「そういうのは気の持ちようだ。みんな同じなんだから根性で出勤しなさい。」

その瞬間、私はハッとしました。会社側からすると私はただの都合の良い存在なのだと。
社員のことなんて、「体調がどんなに悪くても、サービス残業や休日出勤をしてくれる、都合のいい社畜」くらいにしか、思っていなかったのでしょう。

数日後、私は退職届を出しました。
上司や周囲のスタッフからはかなり引き止められましたが、それは私が有能なのではなく、都合の良い存在だからでしょう。
いまは退職し、心療内科に通いながら少しずつ転職活動をしています。

予備校、塾などの教育サービス業界は、全てとは言いませんが、このような残念な実態があります。
少子化が進み、経営がますます困難になるでしょうが、「子どもが好きで教育に携わりたい」という純粋な若者をつぶすようなことだけはしてほしくないと、願っています。

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